注文住宅を建てる際の土地探しのコツとは?ポイントや注意点を解説
家を建てる際に、まず必要となるのが土地です。土地は生活の利便性に直結するため、慎重に選ぶ必要があります。本記事では注文住宅を建てる際の土地の探し方やポイント、注意点を解説します。
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注文住宅用の土地を探す方法
注文住宅用の土地を探す主な方法4つについて解説します。
不動産会社に相談する
不動産会社は土地や家の売買の専門家です。土地探しの方法が分からない場合は、まずは家を建てたいエリアにある不動産会社に相談すると良いでしょう。ただし、不動産会社にも土地探しを得意としない会社もあるため、事前に希望するエリアで信頼と実績が十分にある不動産会社を調べるようにしましょう。
ハウスメーカーに相談する
ハウスメーカーは住宅の建築を専門としていますが、注文住宅用の土地を取り扱っている場合があります。ハウスメーカーに依頼すれば、希望の家の造りに合わせた土地を探しやすいメリットがあります。
インターネットで探す
インターネット上には不動産情報専門サイトや不動産会社のホームページなど、様々な不動産情報があげられています。複数の不動産会社の情報を比較したい場合や、希望エリアが現在の居住地から遠い場合におすすめです。
希望エリアに足を運び自身で探す
希望エリアが近い場合は、実際に足を運び土地を探す方法もおすすめです。インターネットや情報誌にはあがっていない情報や、周囲の詳しい雰囲気を自身の目で確かめられます。
土地探しのポイント
土地探しの際にチェックするべき4つのポイントを解説します。
立地条件
立地条件には、交通の利便性や周辺施設の充実度、街全体の雰囲気など様々な要素が含まれます。また、周辺に公害発生の恐れがある、不快感や危険感を与える、風紀を乱す恐れのあるなど、嫌悪施設がないか、治安状況も確認しましょう。
土地の形状・方角
土地の形状は建てる家の大きさや形にも影響を及ぼすため、希望の家を建てられる形であるか確認しましょう。また、方角は日照具合に大きく関わる要素です。日当たりの良い東・南向きが人気ですが、夏は日差しが強すぎるなどのデメリットがあります。
一方、北向きは日照時間が短いというデメリットがありますが、土地価格が比較的安価であるなどのメリットもあります。生活スタイルに合わせた形状・方角の土地を選ぶようにしましょう。
道路との高低差
道路と建設予定地に高低差がある場合、様々なリスクがあるため注意が必要です。低い場合は台風や大雨の際に雨水が流れ込んでくる危険性があるので、盛土工事を行わなければなりません。逆に、道路よりも土地が高いケースでは擁壁工事が必要となる場合もあります。
災害リスク
土地選びでは、希望する土地にこれまで浸水や土砂崩れなどの災害がなかったか、今後起きる危険性はないかといった、災害リスクを確認することも重要です。市区町村の窓口やホームページでは、ハザードマップが公開されているので事前にチェックしておきましょう。
土地探しのコツと注意点
土地探しをスムーズに進めるコツや注意点をご紹介します。
ハウスメーカーへは建築を前提に依頼する
土地を探す際、ハウスメーカーに依頼する方法がありますが、ハウスメーカーの仕事はあくまで住宅を建てることです。ハウスメーカーに土地探しを任せる場合は、住宅建築を依頼するハウスメーカーを決めてからにしましょう。
希望条件に優先順位を付けておく
土地探しでは全てが希望通りの土地を探そうとする人は多いですが、残念ながらそのような土地に巡り合えるケースはほとんどありません。迷っているうちに希望にある程度沿った土地がどんどんと売れてしまうことがあります。また、いつまでも家作りに取り掛かれず、スケジュールに支障をきたすケースもあるので、希望条件に優先順位を付けて効率的に土地を探すようにしましょう。
注文住宅用の土地探しはコツを掴んで進めよう
土地はひとつとして同じものがなく、それぞれ条件やメリット・デメリットがあります。そのため、闇雲に探そうとすると、購入後に後悔するケースも少なくありません。注文住宅用の土地を探す際は、事前に希望条件に優先順位を付けるなどのコツを押さえて探すようにしましょう。