リノベーション向きの物件の選び方と確認するべきポイントを紹介
リノベーションを成功させるためには、まず、リノベーション向きの物件を見つけることが何よりも大切です。ポイントを押さえずに、外観などの見た目だけで物件を選んでしまうと、後々、大きな後悔に繋がりかねません。本記事では、リノベーション向きの物件の特徴と中古物件を選ぶ際に確認するべきポイントを紹介します。
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リノベーション向きの物件の特徴
中古物件の中には、リノベーションに向いているものと、そうでないものがあります。リノベーションに向かない物件を選んでしまうと、思うように工事が行えなかったり、安全面に問題が生じたりする可能性も出てきます。そのため、リノベーションに適した物件が持つ特徴を理解することが重要です。
新耐震基準の物件
建物の耐震性を判断するには、耐震基準を確認するようにしましょう。1981年を境として、旧耐震基準と新耐震基準に分けられています。新耐震基準を満たす物件は、旧耐震基準の物件に比べて、地震などの自然災害に対して高い耐性を持っているため、リノベーションを行っても安心して暮らすことができます。
木造在来工法の物件
リノベーション向きの物件を選ぶ際に、木造在来工法の物件がおすすめです。なぜならば、木造在来工法の物件は、柔軟性が高く、内部構造の変更が比較的容易であるため、補強工事などの追加工事がしやすいからです。この特性により、個々のニーズに合わせたアレンジや、耐震性を考慮した補強工事など、様々なリノベーション計画をスムーズに進められます。
敷地内に余裕がある物件
敷地内に余裕がある物件は、リノベーションに適しています。広い敷地は、拡張や増築工事を行う際に柔軟に対応する余地を与えてくれるだけでなく、工事車両や資材を置くスペースにもなります。
管理規約が厳しすぎない物件
マンションの部屋をリノベーションする場合、管理規約を工事前に確認しなければなりません。規約によっては、内装や間取りの変更を許可していない可能性があります。そのため、既に理想のリノベーション計画がある場合は、管理規約が過度に厳しすぎない物件を選ぶようにしましょう。
リノベーション向きの物件を選ぶ際に確認するべきポイント
魅力的なリノベーションを実現するためには、物件選びが大きな鍵となります。理想の物件を見つけるには、様々な事項を確認しなければなりません。ここでは、リノベーション向きの物件を選ぶ際に確認するべき3つのポイントを紹介します。
間取り変更の能否
まず初めに、間取り変更の能否を確認することが重要です。アパートによっては、管理規約のせいで理想のリノベーション計画を実行に移せないこともあり得ます。戸建て住宅の場合でも、建物の構造によっては壁や床の解体ができず、自由にアレンジすることが許されない物件も存在します。
そのため、リノベーションを成功させるには、理想の設計をしっかりと立ててから、その計画に合う物件を探すようにしましょう。
周辺地域の治安
リノベーション向きの物件を選ぶ際には、周辺地域の治安を確認しておくことが重要です。物件にだけ注意を傾けて周辺環境を確認していなければ、後に、犯罪や騒音、ご近所付き合いに関する問題が生じかねません。物件を契約する前に、何度か足を運んで自分の目で周辺地域の様子を確認しておきましょう。
配管経路
大規模なリノベーションを計画している場合は、配管経路も忘れずに確認しましょう。キッチンやバスルームなどの水回りの配置を変更する場合、排水管がどのように通っているのかを把握しておくことで、スムーズに配置変更の計画が立てられます。
リノベーション向きの物件の選び方
リノベーション向きの物件を探すには、以下の手段が役立ちます。
- リノベーション業者
- 不動産サイト
- 不動産エージェント
- SNS
これらの方法には、それぞれリノベーション向け物件に特化したサイトやエージェントがあります。専門家のアドバイスを受けながら、いくつかの手段を組み合わせて最適な物件を見つけましょう。
ポイントを押さえて、リノベーション向きの物件を選ぼう
リノベーションを成功させるには、リノベーションに向いている中古物件を選ぶことが大切です。そのためには、耐震性や周辺地域の治安などの「安全面」と、間取り変更の能否や配管経路などの「設計面」を考慮しなければなりません。ポイントをしっかりと押さえて、リノベーションに向いている物件を選びましょう。
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