注文住宅をスムーズに建てるには?進め方とポイント・注意点を解説
注文住宅は完成までに約1年程度かかると言われています。その間にやることや決めることは非常に多くあるため、思った通りに進まなかったり、完成後に後悔が残ってしまったりすることもしばしばあります。満足のいく家をスムーズに建てるには、住宅が完成するまでの進め方を知ることが大切です。本記事では注文住宅を建てる流れやそれぞれの工程でのコツを解説します。
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注文住宅の進め方
注文住宅の進め方と各ステップでのコツや注意点を解説します。
予算・ローンを決める
まずはマイホーム建築にかける予算を決定します。予算の内約は大きく土地代、建築費用、諸手続き費用です。予算を明確にしないまま家作りを進めてしまうと、思った以上に予算がかかってしまったり、後々ローンの返済がきつくなったりと後悔に繋がるので、慎重に検討しましょう。
予算の計算方法が分からないという場合は、金融機関が提供している住宅ローン借り入れのシミュレーションツールを使用したり、ファイナンシャルプランナーやハウスメーカーに相談したりすると良いでしょう。
土地・住宅のイメージを固める
希望する土地や家のイメージを固めていきます。間取りの事例集やハウスカタログの写真など、イラストや写真を見るとよりイメージをまとめやすくなります。イメージ作りの際は、家族全員で意見を出し合うべきですが、それらの要望を全てまとめるのは難しいため、希望の中でもどうしても譲れないポイントをピックアップしておきましょう。
土地を探す
希望のイメージがまとまったら、具体的に土地を探し始めましょう。土地の探し方は大きく以下の3つに分けられます。
- 不動産会社に依頼する
- ハウスメーカーに依頼する
- 不動産専門サイトや情報誌を見る、希望エリアの散策をするなど自身で探す
不動産会社は土地に関するプロなので、要望を伝えれば希望に合った土地を探してくれます。ハウスメーカーは住宅の建築が専門ですが、土地探しも行ってくれる会社が多く、土地を探しながら家作りの相談も進めることができます。仕事などで忙しく、不動産屋やハウスメーカーを訪れる機会があまりないという人は、インターネットの不動産専門サイトや情報誌で探すのもひとつの方法です。
いずれの場合でも、土地が見つかった場合は現地に足を運んで実際に見て確認するようにしましょう。
ハウスメーカーを探す
ハウスメーカーを探す際は、様々なメーカーを比較することが大切です。デザインや予算、工法、アフターサービスなどを比べてより自身に合ったメーカーを探しましょう。ホームページやカタログなどを見て、気になるメーカーが見つかったら、住宅展示場やモデルハウスに足を運び、さらに絞り込みます。2~3社まで絞ることができたら、相見積もりを依頼して、最終的に依頼する1社を決めましょう。
間取り・設備を打ち合わせる
依頼するハウスメーカーが決まったら、間取りや設備の詳細を打ち合わせで決定していきます。打ち合わせをスムーズに進められるように、事前に要望や希望する設備をリストアップしておきましょう。また、打ち合わせの終わりには次回決めたいことを相談して、その事項についてまとめておくことが大切です。
着工
プランの詳細が決まれば、いよいよ着工です。家の内容も決まり、工事中は特にすることがないように思われがちですが、引き渡しまでにすることはたくさんあります。まずは近隣の住民へ工事の騒音などのお詫びを兼ねて挨拶回りをしましょう。建築会社が請け負ってくれるケースもありますが、近隣と良好な関係を築くためにも、自身で回った方が良いでしょう。
また、引っ越しの荷作りをしたり家具や家電を選んだりと、引き渡し後スムーズに生活ができるように準備を整えておきましょう。
引き渡し
建物の引き渡しの際は、傷などの補修の確認、鍵や説明書の受領、設備の説明が行われます。とくに傷や設備の不具合の確認はしっかりと行いましょう。また、引き渡しの当日は以下の物が必要となるため、忘れないように注意してください。
- 本人確認書類
- 住民票
- 実印
- 印鑑証明書
- 銀行届出印
- 登記費用
- 税金の精算金
理想の家をスムーズに建てるために進め方を把握しておこう
注文住宅を建てるまでには、様々なステップを踏まえる必要があります。スムーズに家づくりを行うために、進め方やコツ、注意点をしっかりと把握しておきましょう。
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